今回は、どのように鉄骨階段を製作しているかを、
もう少し詳しくご紹介したいと思います。
大きく分けると、、、
- 打ち合わせ、図面作成
- 材料注文
- 鋼材切断
- 原寸作成
- 原寸に合わせて細かく切断
- 原寸に合わせて溶接
鉄工所さんで製作の仕方は、それぞれですが、
ざっとこんな感じで作業を進めています。
1.打ち合わせ、図面作成
初めに、図面などがあれば、それを基に
打ち合わせなどを行います。
次に、そこで決まった事を図面に反映していきます。
そして、提出、そして、打ち合わせ、、、、
を繰り返し、ようやく材料の発注に入ります。ふう
2.材料発注
出来上がった図面を見ながら、
材料を拾い出していきます。
鉄骨の材料は、部材によって長さが決められていて、
その中から、ロスが出ないように発注します。
1mしか使わないのに、規格が7mなので、
6mも余ってしまう事がよくあります。
もったいない感じがしますが、しょうがないですね。在庫行きです。
見積もりの段階で7mで見積もっているので、とりあえずは大丈夫。
さあ、漏れがないように確認して、いよいよ加工に入ります。
今回は軽ミゾの250x50という部材を使用いたします。
ということで、材料到着~
3.鋼材切断
材料が入ってきたら、切断していきます。
材料を発注してから、入ってくるまで少し時間がありますので、
なにを、どのくらいの長さで切断するかまとめておきます。
そして、その図面に沿って切断していきます。
ここまでは、鉄骨の製作とほぼ一緒です。
続いて原寸を引いていきますよ。
4.原寸作成
もうこの時点では、図面も出来上がっていますので、
階段を横から見た図面(断面図)を基に
鉄板にそのままの寸法で、原寸を引いていきます。
こんな風に↓↓
白の墨汁を使うので、指がこんな感じになっちゃいます・・
5.6.原寸に合わせて細かく切断・溶接
さあ、ここから機械などを使って、
製作していきます。
事前に書いておいた原寸に合わせます。
そして、けがきます。
そして、切断。
そして溶接、、、、、
だんだんパーツごとに、出来上がってきましたね
次に、踏み板の三角部分の型をとります。
そして、けがいていきます。
こんな風に↓↓
さあ、だいぶ階段の形が見えてきましたね。
あらかじめ、プレスに出しておいた踏み板を
けがいた線に合わせて、溶接~
ずれないようにレバーブロックを使って固定して、仮付け!
この後、本溶接と仕上げをして出来上がり~
どうでしょうか?よく見るアパートの階段など基本は
こんな感じで製作しています。
はっきり言ってめんどくさいです。。
でも、キッチリ収まった階段を見ると
またやる気が出てきます!!
まあどの仕事も一緒ですけどね。
で、取り付け後は、こんな感じです。
取り付け途中の画像しか、ありませんでした。(すみません)
手摺りも写っていますが、おんなじ感じで手摺りも製作しています。
最近は階段も色々な形(デザイン)の注文がきますので、
まだまだ、勉強の真っ最中です!
これからも、発注されたお客様に喜んでもらえるよう、
日々精進致します!!
最後に、こんな読みにくいブログを最後まで読んでいただいて、
ありがとうございました!